大型建築プロジェクト

VR出力する場合はシーン全体を一括処理する必要があります。
一括処理できるデータサイズに制限がありますから、
パノラマVR制作事例でご紹介している某跡地開発のような規模になると、
モデリングの進め方にも工夫が求められます。

図面に基づいてモデリングしなければいけないので、
数値的な嘘は許されませんから、
円の分割数を少なくしたり、見えない所を省略するなど、
必要最低限のアウトラインを押さえながら作業を進めます。

下図は中庭から見える建築物を全てモデリングした状態の画面です。
形状をなるべく大きな面で捉えるようにして、
細かいディテールはテクスチュアで表現するようにします。
ピンク表示の部分はインスタンス複製です。
インスタンスは大量に生成しても修正が容易ですし、
レンダリング処理も軽いので積極的に使います。

図面通りに細部まで正確に作り込んでますが、
ファイルサイズは35.2MB、、、コンパクトに収まっています。
全てポリゴンモデルです。

構造物が完成したら、仕上げに植栽を配置します。
静止画パースなら切り抜き樹木画像を、
レンダリング後に合成する手もありますが、
一括処理のVR出力では3Dシーン内に配置する必要があります。

樹木データはオリジナルを数種類読み込んで、
インスタンスを回転・スケールしながら複製配置します。
読み込んだ樹木データの総計は15MBでした。

オリジナルモデルの容量がどんなに大きくても、
またそれをどれだけ大量に配置しても、
インスタンス複製であればレンダリングしてくれるって、
本当にミラクルです。